≪アフターサービスを軸に快適な生活環境を提供し、地域社会に貢献する≫
この経営理念に共感した私は59歳を目前に控えた昨年3月、年齢的に難しいかな?と思いつつも、大槻冷熱設備入社を志しましたところ、社長ご夫妻のご厚意で還暦を迎えた現在も給湯器を中心としたアフターサービスのお仕事をさせて頂いております。自分の好きな仕事が出来る幸せに日々感謝です!
さて、タイトルの「5分前の心得」ですが、半世紀近い約46年前、当時中学2年生の私は、お昼休みといえば5時間目始業時刻ギリギリか遅刻するまで友だちと遊んだり喋ったりして時間を有効的に活用しておりました(笑)
すると、白髪で物静かな数学のT先生が決まって「5分前の心得を忘れてはなりません。学習の準備が出来ないばかりか、時間通り授業をスタート出来ず、クラスのみなさんに迷惑が掛かる。何事も時間を守る事は人として最低限のマナーです」と、週2回あった昼一の数学の授業では、悪友と二人でお叱りを受けていたことを、今でも鮮明に記憶しています。
時を経て社会人となった私は、アフターサービスという仕事と巡り合いました。
給湯器やエアコンなど、生活密着商品を中心にお客様のお宅を訪問して、商品のトラブルを解決する、人々の快適な暮らしには無くてはならない職種です。
お客様にとっては予期せぬ故障で、不自由な生活を強いられるばかりでなく、修理に纏わる費用や時間は想定外。多忙な現代社会の中でお客様には休みを取って頂いたり、仕事の途中で帰宅されたりと、貴重な時間を割いてまで修理に立ち会って頂く訳です。なので、お約束した訪問時間に遅れる事はとても失礼に当たりますし、お客様も気分を害されます。
「待つ」時間は長い… 友達との待ち合わせ、遅れる電車やバス、お湯を注いだカップ麺(笑)たとえ3分でも5分でも長く感じるものです。ましてや機器のトラブルで非日常な生活の中ご不満を感じておられる訳ですから、約束した時間を守るのは最低限のマナーです。そんな時、遥か昔の記憶なのに、何故かいつもT先生のお顔と「5分前の心得」が頭に浮かんでいます。余程叱られていたんでしょうね(苦笑)
お約束時間よりも少し早めにお伺いし、お客様の貴重な時間を大切に修理作業に取り掛かる様心掛けておりますが、交通事情や故障状況によっては移動や作業時間が思うようならず、スケジュール通り進まない事もしばしばあります。もし遅刻しそうな場合は出来るだけ早く、お約束した時刻までにお伺い出来ない事をお伝えし、お客様の「待つ」ストレスを最小限に、アフターサービスの品質向上を意識して活動しています。
以前のブログで紹介がありましたが、弊社は今春2名の新入社員を迎えました。現在お客様宅へ同行して研修をしておりますが、時間の大切さを体感出来る様に当日の訪問アポイントを取ってもらうようにしています。
自分がお伝えした時間通りにお客様宅へ訪問出来ているか?そして遅れる際は自ら気付いて連絡しているか?など、お客様の視点に立った応対マナーの大切さをしっかりと伝え、お客様から喜んで頂けるサービスマンへ成長して欲しいな・・・と願っています。
そして、共に地域社会へ貢献出来たらと想う日々です。
お客様宅へ少し早めに到着!ご挨拶をする新入社員の堀さん
総務部 入江