昨日、現場で嬉しい出来事がありました。
私は大槻冷熱に入社して2年になります。
入社した時から現場に出ているのですが、はじめのころは現場に出ても訳が分からずオロオロするばかりでした。
ある日、現場で一緒になった先輩社員の方に1日の作業が終わってポツリと、
【作業員へのフォローばっちりになったね!】と言われたのです!!
作業員へのフォローとは、工具の受け渡しや清掃など作業員の方がスムーズに作業できるようアシストすることです。
現場では職人気質の方が多く、自分の感覚で見て覚えなくてはいけません。
社員の方たちの中には、過酷な現場作業についていけず脱落していく人も多くいます。
職人の仕事は伝えることが難しく、感覚的な所があります。
今の若い方たちは、指示待ちで教えてもらえないことに不満を漏らします。
私が古い人間なのかもしれませんが、誰かに教わることも大切ですが職種によっては自分が感じ取り、考え、体で覚えていく事も大切な場合があると私は思っています。
有名なレンガ作りの話で、レンガ作りの職人さんに通りがかりの人が、
「何をしているのですか?」と尋ねました。職人さんは、
「レンガを積み上げています。」と伝えました。
少し歩くとまた、同じ作業をしている人がいました。
通りかかりの人は同じ質問をしました。
すると、「壁を作っています。」と言いました。
また、歩きはじめると同じ作業の人に出会いました。
同じ質問をすると、「家をつくっています。」と答えました。
こんな話があるのですが、皆さんは何か感じましたか?
同じ作業でも、目の前の仕事だけをする人と周りを見渡しながら作業する人では、全体の見え方が違うということです。
私が作業員の人たちをちゃんとフォローできるようになったのは、全体の作業の流れを考えて動けるようになったからだと思っています。
そしてこれからも、しっかりアシストできるように頑張りたいと思います。
何歳になっても褒められるって嬉しいな(^ω^)・・・と思った1日でした。
大槻