美山町は、かやぶきの里としても知られる美しい場所です。
こちらは新人君がエアコン取付けで初めて勤務した日に行った現場です。
少し美山のかやぶきの里の歴史について触れておきますね(^^♪
ここには、約220年前(江戸時代)〜 150年前(明治時代)に建てられた茅葺き屋根の家屋が多く残され、今も、50戸ある家屋のうち39棟が茅葺き屋根です。
主屋は南向きに、由良川の流れに平行するように配置され、「北山型民家」と言われる民家の特徴は、間取りが田の字型、壁や戸が木造り、上げ庭と言われる土間があることです。
伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度が高く評価され、北集落は1993年12月8日に、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
さて、話を土壁とエアコンの取付けに戻します。
土壁にエアコンホースを通すのは、高い技術と経験がいります。
質問>まず、普通の家屋と土壁のかやぶき家屋ではエアコン取付け方法に、
どのような違いがあるのでしょうか?
回答>土壁は崩れやすいのが一番の難点です。
また、土壁自体にはアンカー等の固定金具が効きません。
直接、土壁に固定することができないので工夫が必要です。
こういったことを理解せずに取り付けてしまうと、落下や脱落の
原因になります。
質問>高い技術と経験とありますが、技術と経験について詳しく教えて下さい。
回答>土壁の構造を理解しておくこと、固定方法のノウハウなど経験が必要
です。また、土壁の吸湿/放湿性能や日本家屋独特の風通しなどを
考慮して機種選定するなどがあります。
現代の高気密高断熱住宅とはコンセプトが全く違う建物ですので、
カタログそのままに…とはいきません。
なるほど…貴重な意見を頂きました(^▽^)
もう一軒、美山の現場よりM様邸をご紹介致します。
M様邸は全館空調ご希望で、下見にお伺いした時は室内湿気が多く除湿器を稼働させていらっしゃる状況でした。
M様ご希望で吸込み口と吹出口をオリジナルカラー塗装いたしました。景観を壊さず素敵に施工できたことに大変満足しておられました。
美山かやぶきの里では景観への配慮が必要で設備は目立ってはダメなのです。
古いものと新しいものの融合!!今回も快適な室内環境のお手伝いが出来、作業に伺った社員も大満足な一日でした。(^▽^)/
大槻冷熱では丁寧な下見、見積、取り付けを心がけています。
家庭用エアコン取付けのご用命は、高い技術で安心の大槻冷熱まで(^^♪
総務部 村田