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行動規範

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大槻冷熱のスタッフブログ

2025.9.24

 

弊社では従業員の行動規範で、「健康であることを一番大切に」しています。朝のラジオ体操も毎日続けることで柔軟性を保ち、身体を傷めるリスクを低減します。一つ一つの動作に意味と要点があり、これを意識して一日をスタートするのと、なんとなくふにゃふにゃ体操するのとでは1年、10年積み重ねたときに大きな差となっていることでしょう。私自身は腰も痛めたし、力を籠めるときに歯を食いしばり過ぎて奥歯2本割りました。自分の健康を過信したがゆえに大事なものを失ってしまった経験から、社員には身体を大切にしてほしいと願っています。

 

そこで身体への負担のかけ方と事前の準備を考える必要があります。荷物の移動があるときは台車を準備する、重量物を持ち上げるときはリフトを準備する、歯を食いしばるときにはマウスピースを使う、日頃から保護手袋・保護帽・保護メガネを準備してTPOに応じて着用する、挙げればキリがないですが道具は使ってなんぼ、使わなければ宝の持ち腐れですよね。また道具だけではなく、重量物を持つ場合は背中・腰ではなく腿・膝で上げる、足元は整理して不安定な姿勢にならないようにする、など普段KY教育でやっていることを習慣にすることが必要です。

 

話は変わりますが、数年前からダイキンの業務用エアコンにはフレアレスジョイントなる継手が付属しています。これについて考えてみたいと思います。

エアコンと冷媒用銅管を接続する方法として一般的なのは、銅管にフレア加工してフレアナットで締め付ける方法です。この方法ではフレア加工の精度、フレアナットの締付強さなど職人的スキルが必要で、フロン漏洩点検では要注意の場所となります。

そこで天下のダイキン様が近年の職人不足や微燃性冷媒の普及に伴い開発されたのがフレアレスジョイントで、読んで字のごとくフレア加工をせずに接続することが出来る画期的な部材なのですが、なんと職人たちの間では不評です。

「従来の慣れたフレア接続が確実で、万一の際もやり直しができる。私たちは冷媒を漏らすような接続はしない!」

「逆にフレアレスジョイントは勝手が判らず使いにくい」

などと言ってまったくフレアレスジョイントを使いません。

ただ、このままでは今後支障が出るかもしれないので、まずはどんなヘマ作業でNGになるのか、配管変形・修正の仕方を変えていろいろと試してみました。

結果、施工説明書に記載のNG事例でなければ概ね大丈夫な感じでした。多分この感覚がないと職人たちは安心して使えないのだと思います。

弊社の従業員の行動規範には「商品や工法を研究・分析する」とも謳っています。時代のニーズに応じて新しいものが次々に開発されて市場に出てきます。取り残されないようにしっかり検証して、安心施工に活かして参ります。

 

大槻 幸一

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